? コラム センターになるということ - 兒玉遥応援サイト「兒玉遥ミュージアム」
Harippi Museum

センターになるということ

2014/09/01
 2014年8月31日。公開されたyoutube動画でHKT48 4thシングルのタイトルと選抜発表が行われた。それと同時に兒玉遥の初センターも発表された。 このタイミングではまだはるっぴセンターはないと思っていたのでかなりびっくり。その動画には彼女のドキュメンタリーチックな部分もあり、 感慨に更けずにはいられなかった。その動画の最後、はるっぴはこんなことを発言している。

「センターって自分で決める場所じゃないので、どこにいても自分が置かれた場所で輝けるようにこれからも変わらず頑張りたいなと思います。」

 2012年の11月15日、劇場でHKT48初のオリジナル曲となる「初恋バタフライ」のMVが公開された。このとき、それまではるっぴがいたセンターの場所をめるちゃんに渡した。 google+ではいろんな思いを抱きながらも前に進もうとする気持ちが書かれていた。 それから定期的に1stシングルの握手会後2ndシングル発表後などでもセンターについて語ってきたが、2013年の生誕祭を最後にぐぐたすではセンターという言葉を使わなくなった。 この生誕祭時のぐぐたすでも、センターは願って立つポジションじゃない、ということを語っている。 この経過での気持ちの変化はクイックジャパンvol.111のはるっぴに対するインタビューで分かる。センターについて悩んでも仕方がないと吹っ切れたのは総選挙、兼任で自身がついたことが理由だという。 ぐぐたすの文章から見ても、2nd発表以後あたりからはるっぴはセンターというポジションをだんだん客観視するようになってきたのが読み取れる。
 私はずっと彼女のセンターを望んでいたけど、同時に「これからずっと無理かも」というのも思っていた。それはやはりAKBGの歴史を見てもセンターが変わることは卒業以外なかったからだ。 はるっぴは初期のセンターではあっても、CD表題曲のセンターになれないまま田島さんにセンターの座を渡した。この交代はCDデビューしていなかったからこそできたことであり、 そういう意味でははるっぴは今までHKT48のセンターにはなっていなかったのだと思ってる。センターを固定するということはグループとしてのイメージを世間に対して鮮明にすることであり、 商業的観点から必然性があった。だからこそ今までのAKBGはセンターを固定してきたのであり、途中で変えるという選択はもうしないのではないかと思っていた。
 はるっぴはクイックジャパンのインタビューで、最終的なゴールはそこに立つことだけじゃない、でもいい形で卒業するにはもう一度そこに立たないと、といったことを語っている。 目標に対し大きな願望を抱きながらも現実を客観視する、これに似た気持ちは誰にでも経験あるのではないだろうか。彼女にとってシングルセンターになれなかったことは いわゆる挫折経験なのだと思う。そして再度センターになるということはその挫折を克服することに他ならない。 ここが世間一般(といってもAKBGヲタ界隈の世間だが^^;)が思っているセンターを目指す目的と異なる部分だと思う。これは私の妄想も入るかもしれないが、 はるっぴにとってセンターに立つということは、より高いポジションに立つという向上心から来るものではなく、あのときセンターになれなかった挫折経験を克服することだと思ってる。 あの日からはるっぴはいろんなポジションを経験した。2列目はもちろん、チームAでは先輩たちに囲まれて3列目や端っこのポジションの経験もある。 総選挙でランクインし、兼任を経験することで他のポジションでも大丈夫という余裕も生まれたのだと思うし、CD選抜の経験も積むことによって センターに立ちたいと思いながらも与えられたポジションで輝いていくことが大事なのだと考えたのだろう。3rdシングルでセンターでなかったとき、 そしてチームHのセンターでなくなったとき、もうはるっぴはぐぐたすでその思いを語ることはなくなっていた。そんな彼女の気持ちの変化をこの1年で見てとれる。
 いろんな経験をして、ようやくつかんだセンターポジション。そのときたどり着いた心境が動画最後の言葉なのだ。 これははるっぴの嘘偽りない、しかし1/3の気持ちを正直に語っていると思う。もうふたつは、フォーメーションの一番目立てる場所に立てるグループアイドルとしての純粋な喜び、 そしてこれは推測だが、2年前の初恋バタフライでセンターに立てなかった挫折をようやく克服したという達成感があると思う。 私はこの2年前の心の清算を彼女ができたことがなによりも嬉しい。センターに立った彼女を見たかったのももちろんあるが、俯瞰的に見れば重要ではないことに気づく。その場所に立てても立てなくても彼女自身がどう自分と向き合い その状況を乗り越えていくかが大事だと思う。今回のセンター抜擢はその場所に立てなかった自分を克服した先にあったものだと思う。 あのとき進めなかった一歩をようやく踏み出すことができるのだ。 もちろんその先にはまた挫折を経験するかもしれないが、それでもそれは進まなければ経験できない。そんな少女たちの成長を見れるのもAKBならではだと思う。推し方は人それぞれだが、兒玉遥という一人の少女が夢をかなえるために頑張る姿を見ること、 そしてその過程で成長する姿を見ることが私の推し方だ。

 はるっぴ、センターおめでとう。